これが今年(2007,7,26~2008.7.25)、「白い月の魔法使いの年」のマヤン・カレンダー。中央左にあるのがマヤの神聖歴ツォルキンで、これは二十日周期で繰り返される二十の太陽の紋章と、十三日周期で繰り返される十三の銀河の音で織り成される、260日で構成されている。この数、二十は人間の手足の数と同じで、十三は大きな関節の数と同じ。これも偶然ではなくて、有機的秩序。だから実は十三は神聖な数字、パワフルでラッキーなナンバーなんだけど、キリスト教がそのパワーをみんなに使われては困るので、「不吉な数」として封印してしまった。
実に、現代人が不自然な生活を余儀なくされ、ストレス地獄に陥って、環境もばんばん破壊して儲け主義に走ってきてしまったのも、ローマ法王13世がグレゴリオ暦(普通のカレンダー)を作り、一ヶ月三十日とか三十一日で生活し始めてしまったからなんだそうだ。日本にグレゴリオ暦が入ってきたのは明治からで、それ以前は旧暦で生活していたので、日本人は明治までは自然に沿って生活できていた(涙)。そう、私たち世代のおばあちゃんたちは、日々お天道様に感謝し、便所の神様に感謝し、お月様をありがたく眺め(八百万の神)、四季を楽しみ収穫に感謝し(祭)、時計なんかみないで、もっとゆったり生活していたもんね。一日二十四時間に定められた時計に従って生活するのも、疲れる原因らしい。時計は右回りで、ねじを締める、固定する方向。逆に、このカレンダーは左回り、これはねじのゆるむ方向で、私はなんか、魂を中心とした生命エネルギーの螺旋もこの方向みたいな気がする。
だからマヤンカレンダーに従って・・・は実際社会的に難しいからせめて意識して生活していると、この人工的な時間から解き放たれ、ココロととカラダの健康を取り戻し、有機的秩序を感じることができるようになるんだそうな。