一昨年の正月、オーストラリアはバイロンベイのサンデーマーケットで、友達のお母さんから買った子供用の斜の着物。
彼女は日本好きで、日本の古い着物を買い付けてリメイクして売っているのですが、これはそのまんま綺麗に飾られていました。
たぶん、どなたかが自分の着物を娘用に仕立て直したもので、手縫い。母の愛情が染み込んだものでした。
襟口などボロボロでしたが、生地のクラシックな美しさに惚れ、購入。その年の秋祭りに着せようと思っていたら、
「宿題が忙しいから行かない」
と言われ・・・。
小学校の六年間は父親と毎年、近所の神社の秋祭りには行っていたのですが、宿題を理由に断るようになったのです。
中一ともなると、親とお祭りに行っている姿を同級生に見られたくない、と思うようです。でも、まだ友達とだけ行くには勇気も出ず・・・。
でも今年はとうとう、近所の友達と子供だけで、しかも浴衣を着て行くという約束で、行くことになったのです(^^)/
夕方からのお出かけだから親としては心配だし、着物着せなきゃなんないから面倒だけど、大人になったもんだなぁとしみじみ。
また、地元の小学校に二年半でも通って良かったなと。そこで仲良くなった子と、今でもネットで繋がっていて、たまに会う仲良しなのです。
着物は、今年でギリ、ジャストサイズでした。間に合ってよかった~。
しかし後で気づいたら、なんと左前!!
自分で着るのと、人に着つけるのでは勝手が違う。何事も経験だなと思いました。
帰ってくるまでは心配もしましたが、八時までと言う約束は守り、友達の家からは友達のお母さんが見送ってくれました。
良かった良かった。こうやって大人になっていくのね。
その頃父親は、赤坂で仕事相手と焼肉。朝起きたらサーフィンでもういませんでした。
ケッ、長男も親離れかよっ。