ナツは苛性ソーダの分量を計り、かとちゃんはオイルの分量を計っています。お菓子作りと同じで、量と温度を間違えると大失敗らしいので、この辺は慎重に。
苛性ソーダをお湯で溶かし、四十度まで冷やす作業と、オイルを湯煎にして四十度まで上げる作業を同時にして混ぜるので、やっぱり何人かいないときつい作業。
苛性ソーダを水に溶かすとき、まず私がコホっとなり、次々にみんながケホケホ。空気中にケミカルなものが蒸発してきて、「あー、マスク忘れてた」とかとちゃん。そう、石鹸作りは危険な部分もあり、苛性ソーダと油を混ぜたときは、肌についたらぴりぴりするのです。だから作業にもゴム手袋が必要。六週間以上熟成させて初めて、肌にマイルドな極上石鹸となるのです。