「写経、初体験!」
新しい本の取材で、五反田にある薬師寺 東京別院に行ってきました。五反田の駅からそう離れていないのに、いきなり石畳の坂があり登ると・・・看板が
「お香の匂いに誘われて・・・」
東京別院ビルに入ると、受付をしているうちにお茶が用意されます。それも庭園前に(なんて素敵)。この一服をいただいているうちに、電車に乗って人波に揉まれてここへ来たことも忘れてしまう感じ。
「硯と墨」
何十年ぶりかで硯で墨をすった。私たちの頃って小学校でお習字必修だったから、字ぃ下手な人(私)でも、墨ぐらいすったことがある。ってのが逆にすごいなって思った。全くそういう体験ない外国人がいきなりここに来ても、真ん中の入れ物に水が入ってて、それを硯にたらして墨をする、ってことが皆目見当もつかないでしょう
からね。そして筆の使い方も・・・上手い下手はともかくとして、文鎮の使い方とか、体が覚えてて出来たことに、なんだかプライドを覚えちゃったなぁ。日本人として。
初写経・・・お経の意味はよく分からんかったが、素晴らしい鎮静効果がありました。参加費はたった二千円。ご興味のある人はぜひ。
「般若心経」
ううっ、どっかで見たことあるものが文鎮の上に!
そう、先月「プルミエ」の取材で座禅体験に行ったとき、この般若心経を配られ、音読したばかり。それが今度は写し書きすることに!
「股の下から清めるのじゃっ」
そしてこの香炉をまたいで、体を清め、写経を始めます。
「輪袈裟(わげさ)」
編集者・武居の首にかけられたのは「輪袈裟」というもの。お坊さんの袈裟の代わりだそうです。参加者はこれをかけて、入室します。
「初めての方も大歓迎ですよ!」
気さくな係の人に説明を受け、いざ初写経!
写経室に入る前になんと丁子(グローブ)をひとつ口に含み、
「これで体の内側からお清めをします」
えー、ちょっとびっくり。丁子といえば冬にホットブランデーとかに入れるもの
じゃ・・・。