四十代前半でプレ更年期の症状に見舞われました。子育てまっただ中で仕事も忙しく、夫も男の更年期か頑固オヤジ化し、家庭は針の筵のような状態になっていました。あんなにも優しかった夫が・・・落胆は凄まじいものがありました。夫婦喧嘩が続き、すわ離婚、ということも何度もありました。ストレスかホルモンバランスの悪さからか不眠や湿疹など様々な症状に見舞われ、その上リーマンショックで世の中は不況の真っただ中に。それでも、子供可愛さになんとか家庭を維持し、子供のために頑張らねば、と必死でした。
三十代で精神修行、肉体鍛錬をし尽くして、懐妊、出産しても、さらに上のステージが待ち受けているのですから、人生は修業の連続です。それもこれも、魂が成長するためにあるのだと思えば、ありがたくすらあるのですが。
そんな中、私が心の寄り処として作ったのが、読者を集めてのコミュニティサロン「シークレットロータス」だったのです。長年やっていたベリーダンス仲間の一人がヨガティーチャーの資格を取り、もう一人がポラリティヒーリングの資格を取ったばかりでした。私は「ベリーダンス健康法」を上梓、健康と幸せ感のためのベリーダンスを教え始めたばかり。三人で週末ワークショップなど開きはじめたのが、ロータス発足のきっかけとなったのです。
というのも、集まる女性たちはみな同世代、似たような悩みを抱える「仲間」だったからです。それぞれ、独身だったり家族がいたり、これからパートナーを・・・という人もいるのですが、「女性・同世代」という共通項で繋がり、心から助け合って、励まし合って生きて行こうという愛に満ちていました。
ロータス発足の指針は、会員同士がお互いの「健康、美、幸せ感」を高め合うこと。一緒にヨガをやったり、踊ったり、ワクワクするようなことを学んだり、エステやヒーリングを受けたり・・・こんなに前向きでハッピーな「場」を持てたことが、私としても四十代の新たなる発見であり、人生の宝となったのです。
ロータスも今年で七周年記念を迎えました。苦しみの中から編み出した「健康・美・幸せ感」のためのサロンです。必要な方が、必要なときにやってきて、また去っていく。来るもの拒まず、去るもの追わず。でも、何年たってもまた訪ねたいときに気軽に訪ねられる、親戚の家のようなところ。そこにいるオバサンとしての存在意義が、私にとってはとても心地よいのです。
ロータスで「ベリーダンス健康法」を教えつつ、四十代向けの本を何冊も書きました。それらは全て、私自身のためでもあり、似たような経験をするすべての女性たちのためでした。更年期という大変な十年間を、一緒に手を繋いで渡りましょうよ、できたら踊りながら! という気持ちでいっぱいだったのです。
五十代になった今、更年期症状も汗だくで佳境を迎え、これからは「老化」対策も踏まえて本も書いてかなきゃだなと思っています。一生気分よく、体に痛いところや辛いところなきよう、心の持ち方、体の使い方を学び続け、また教えて行きたい。それが、私自身の「こころとからだの平和」も保っているのです。
次回作は「いますぐゴキゲンになる60の言葉」。毎日発する言葉の力で、ハッピーになりましょう! というアファーメーション本です。私自身もこの本を執筆中は大変機嫌が良く、日々送られてくる原稿を読んだ担当編集者は、実際に体調も良くなったという、効果絶大の一冊です。「こころとからだの平和バトン」は、彼女、フリーエディターの桜井美和さんと、私が長年お世話になり今でもロータスでセミナーを一緒にやっている、ヒプノセラピストの村山祥子さんに渡します。桜井さんはスピリチュアル系の本の編集に携わって来た方で、村山さんは言わずもがな。二人とも、「こころとからだの平和」について、語らせたら面白いでしょう。
桜井美和さんのFBは、https://www.facebook.com/miwa.sakurai/posts/844614315616451
村山祥子さんのHPは、http://healing-works.com